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 新銀行東京詐欺、逮捕の元行員が事実上1人で融資審査 [ニュース]

新銀行東京(東京都新宿区)を舞台にした詐欺事件で警視庁に逮捕された元行員 の青木千代美容疑者(56)が事実上、1人で融資審査をしていたことがわかった。  同庁は行内のチェック態勢の不備が、青木容疑者の詐欺行為を助長したとみて調べ ている。  新銀行では、「申し込みから3日で融資」をうたい文句に、決算書のデータなどを コンピューターで処理し、自動的に融資額などを計算していた。  同庁関係者によると、この審査では、融資先に出向く実地調査もすることになって いたが、青木容疑者はこの調査を1人で担当し、融資先が事務所もない状態だったに もかかわらず、営業実態があるように装い、報告書を提出していた。青木容疑者の上 司らも事情聴取に「チェックはしたが、不正を見抜けなかった」と釈明するなど、審 査が形式的でしかなかったことをほのめかしているという。  事件の背景として、同庁幹部は、新銀行の特殊な風土が影響していたことも指摘す る。銀行界では、審査の際に経験や直感で書類の偽造を見抜くことを「職人芸」や 「目利き」と呼んでいるが、新銀行の経営幹部らは「目利きや職人芸という言葉は使 うな」といった発言を繰り返し、書類の偽造の有無を確認することよりも、限度額 (5000万円)いっぱいの融資を奨励する傾向があったという。            ◇  東京地検は17日、新銀行から融資金5000万円をだまし取った詐欺罪で、青木 容疑者と、大阪市のソフトウエア開発販売会社会長で元指定暴力団住吉会系組員の大 丸正志(46)、ブローカー渡部善和(50)、同松本順也(45)ら5容疑者の計 6人を起訴した。 - 読売新聞 [11/18(火) 10:16]


設立前からその必要性について疑問視されていた新銀行東京での立て続けの不祥事には目を覆いたくなる。

当初、業績不芳等の理由で都銀が融資できない中小企業への融資を謳い文句にしていたが、実はそのような企業には国が銀行を通して間接的に融資する方法が既に制度として確立されており、新たな融資のパイプを設ける必要はなかった。

さらに、新銀行東京の融資の方法はきわめて簡素化されており、とても審査と呼べるような手続きは一切なかったようだ。暴力団の資金源となってしまったのは当然の帰結である。

その上、東京都が全く責任をとっていないのは論外。

これは東京都だけではなく、厚生労働省をはじめとする全ての官僚、行政に言える事だと思っていたら、何とも痛ましい事件が起きてしまった。

昨日、歴代事務次官2名の家族が次々に襲われ、最初に襲われた夫婦は死亡、次に襲われた家族は妻が刺された。
万死に値する位の怠慢な仕事(年金問題、医師不足他)をしてきた上に、誰も責任を取らない行政・官僚のあり方に不満を持った輩が実行したのであろう。

人間としてなんともやりきれない気持ちはあるが、一方でこれを機に行政・官僚が襟を但し、きちんと責任をとる真面目な組織に生まれ変わってほしいものである。
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